中国人の教育のトレンド、子育ての正解は?
英語Terakoyaです。
次男の大学の同級生には上海出身の中国人が何人かいます。
そのうちの一人のママとお茶した時のこと・・・
彼女は日系企業で重要ポストを長年勤めてきたバリキャリ!が、ここでフリーランスになったということ。
お子さんは一人。
だから当然娘さんへの思い入れは強い、4人の子供のいる私とはかなりの温度差
いえ、私も長女の時には、やはり一人目ということで、それなりに思いは強かったかもですが、
思うようにはならないことを、4人育てるうちにいろんな形で経験し、
子供が大学になったら親の思いは手放していました。
けれど、やはり、彼女は思い入れが強く、
仕事のこと、大学院のこと、そして大学での学問のこと、全てにおいて最善を成し遂げて欲しい、という思いがひしひしと伝わってきました。
愛ですよね〜
もちろん、それの全てを完璧な状態でやれたらいいわけですが、
それをやるのは本人で、どんなペース配分が可能かも、本人が一番わかっています。
就職についても”世界のトップ500社”という言葉が出てきました・・・
入りたくて頑張って入れた会社がたまたま世界のトップ500社だった、というのならいいとおもうのですが、
それが先に来るのは...?
大きい会社に入ることが必ずしもベストではないし、その子によって、合っている会社も違います。
そして、インターンシップで一喜一憂する必要もない。
インターンシップの方が倍率はかなり高いので、落ちても気にしない気にしない!そりゃあ、その中から、優秀な子は青田刈りされる、とは聞きますが、
普通の就活戦でも十分やっていける。(準備していればね笑)
彼女の気持ちはとてもよくわかります。
でも、就職もあくまで過程、もっというと、一生過程=プロセスだと思うのです。
だからうまくいかないことがあったとしても
いつからでもどこからでも復活戦はあるのです、本人が望めば。
で、横にそれましたが、その彼女、日本に長く住んでいて、実践していた教育法があり、それを中国のママにも広めたい、とのこと
素晴らしい!
「最近の若い人たちは、子育てへの考え方が変わってきています。今までは、祖父母に子供は預けて自分たちは働く、というふうでした。でも、その弊害に気づく人たちが出てきて、できるだけ、自分の手で育てようという人が増えてきました。
でも、自分たちがそうやって育てられていないので、どうすればいいかわからない。だから 行きすぎたことをしてしまったり・・・
(ここで、外のカフェやファーストフードで、お母さんにガンガン怒られながら問題を解いている小さい子たちを思い出すわたし)
だからこれを広めていきたいのです。
それだけ子育て経験豊富で、いろいろな経験もされているから講演会とかしたらいいのに!(え、そっち???とんでもない、誰も聞かないですよ。)」
「いや、そんな講演会するほど、中国語しゃべれないし」(と一応応対)
「わたしが通訳します」(えーっ?!)
と変な方向に行きかけたのですが笑
小さいうちは、いいと思うものをあれこれ体験させてやるのは大事、
でも、どのタイミングで、自分で意思決定させるか決めるのも、大事。
その子の心の成長度合いにもよるので、そこは一律に、とはいかないのが、また難しいところですが。
でも逆を返せば
”子育てに正解はない”
と思えば、少し、気が楽になりませんか?(わたしもです)
さらに、11月のボスキャリの話になり、彼女はしっかり参加企業を調べていて、
上海が大好きだから、上海で働くのもあり、と次男が言っている、と伝えたら
「ありましたよ、上海勤務!」
「いや、中国語できないから無理」
「いえ、日本語と英語でいいとありました。見て見て!」
さすがです〜、わたしはもう見ないことにしています・・・
だって彼の頭の中には、
”一流企業へ””コンサル、商社へ!”
というような日本の大学生が目指している概念は皆無なのですから・・・・
伝えてあることは1つ!
「来年大学卒業したら、一切援助はしないからね」
それだけです・・・
彼の人生です