見慣れてた道なのに
TAMIKOです。
一週間滞在した民泊は、駅からは離れているんです。でも路面電車に乗れば程なくついて、最寄駅から歩いて５分ぐらい。
街中に住んでいる人は路面電車も利用するでしょうけど、私は利用したことがなかったんです。高校生の時は自転車、その後結婚前の半年と香港に行く前の半年だけ岡山に住んでいましたが、その時は車。
今回最初に乗った路面電車にびっくり！車内がまるでカフェ！なにこのおしゃれ？？？
その後乗ったのは普通のシートでしたが、車体ボディは色々で、きっとお孫ちゃんがいたら大喜びだろうな、と思いながら乗っていました。
民泊から病院まで３キロ弱。今の私は３キロ弱なんて普通にシャーっと30分もあれば歩いてしまうので歩いて行っているのですが、住んでた頃はバスに乗っていたルートです。
だからそこを歩くのがとても新鮮で...自分の故郷なのに、知らないことしかない、って感じで 街歩きしてました。
母がケーキを食べたい、と言った時、その道中で買おうと思い、コンビニなら個装のがあるよね、と道々覗きましたが、意外にケーキの個装がなくて、３キロ弱も中心部を歩けば、全種類のコンビニを通過できるので、全部寄ってみました。
メロンケーキか....なんかピンとこない。など言ってるうちに、病院真前の最後の一件ローソンに着いてしまった。ガッツんみかんケーキ。もう選択肢はないし、とかいました。
面会場所では 食べさせてあげれないので、後でお部屋であげますね、と言われ、他の看護師さんに呼び止められて話をしていたら、担当の看護師さんがわざわざきてくれて
「ものすごく大きい一口で喜んで食べられてますよ。おみせできなくて申し訳ないんですが」
と言うので
「じゃ、もう一個置いていきましょうか？」
と言うと
「いえ、油分は体に今はあまり良くないので、お持ち帰りになって、お母様と同じものを召し上がってください。」
と言われました。その言葉に、思わず、うっとなるのですが...
緩和ケア、って看護師さんの言葉のチョイスひとつとっても、寄り添う気持ちがすごく表れていて、こちらまでもがいつも心を楽にしてもらっています。葛藤したけれど、緩和病棟に移ってよかった、とその都度思います。
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