主人が迎えに一時帰国してきました

TAMIKOです。

当初の予定で、主人が私を迎えに一時帰国してきました。

当初の余命宣告だと、母には会えないだろうな、と思っていたのですが　頑張ってくれて　会うことができました。二人は仲良しなので　会わせてあげたかったから。

日に日に弱っていって、意識もちょとせん妄が現れたりの中、でも彼が面会に来る、と言うのは覚えていたほどです。

主人は主人で
「自分の実家より、岡山の方がええもん」
というほど。

毎日行くたびに、子供四人を立派に育てたということを褒めてくれて、それとセットで　主人がいい人だからよかった、ということを言われます。

先週一週間、民泊に滞在して毎日病院に通いましたが日に日に
「えらい（岡山弁で”しんどい”という意味）」
という回数が増え、毎日会っていてもどんどん悪化していくのがわかります。

昨日一度自宅に帰ってきました。（流石に民泊に一人一週間はしんどくて...)今回はJRで奈良へ帰ったのですが、改札に着いて、大勢の外国人観光客を目にして、あ〜、やっと帰ってきた....と一気に疲れが噴き出てきました。

明日は、末っ子が一人日帰りで面会に行きますが、もう話ができるかできないかギリギリのところなので　一人で面会は辛いと思い、叔母に一緒に行ってもらいます。

「ばあば、（何かあったら）私の病院に来たらいいからね。」
と大学に入った頃末っ子が母によく言っていたのですが、それが本当に嬉しかったようでそれもことあるごとに周りの人に話していた母。自慢の優しい孫なので　きっと末っ子の呼びかけは届くと思います。

緩和病棟は面会のルールも厳しくて、登録された四人以外の人は平日の面会時間にしか会えないんです。だから彼女は平日午後のみ。そしたら
「もうばあばに会えないの？」
というので、抜けてもなんとかなる授業の日に、どうしてもやっぱり会いたい、と帰ってくれるのです。しっかり、感謝の気持ちと労いの言葉を伝えてきてくれると思います。

ちょうど今大学の授業で　がんに特化した専門看護師のことや緩和ケアのことを勉強しているようで　現実と重なって...と話していました。
看護師になったら　いずれこういう場面を経験していくことになるでしょう...

私も少し立て直してまた程なく戻る予定です。民泊で一人気持ちが張り詰めていましたが、主人が戻ってきてくれ　気持ちを受け止めてくれる人がいるので、気持ちが少し楽です。

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