貧乏物語。。。
英語Terakoyaです。
実は、長男は、香港の頃にも、イギリスにサッカーで行く機会がありました。
当時属していたチームがイギリスプレミアムリーグのアーセナルの提携チームで、それでアーセナルに体験にいける、というものでした。
周りの人たちは、「こんな機会、めったにないし、ここでしかできないし、いけばいいよ。」
と行かせました。
もちろん、駐在している間の、特別な機会です。
でも、我が家は、駐在は、日本とは違う状況だからこそ、日本での規範で物事を見なければいけないと思っていましたし、今もそうです。
何十万もかかります、それも小学校4,5年生の子を行かせる。
そんな短期間行って、何を得るのか、そこまで一生懸命サッカーをやっているのか?今それが彼に必要なことなのか?
だから答えはNOでした。周りの子は、ほとんど行きました。
日本人はともかく、欧米人、インド人、香港人などは、容赦なく
「なんでいかないの?」と聞いてきます。
そりゃあ、彼も行きたくて仕方ない。
ある日、悔し泣きをして帰ってきました。
外国人の子に
「お前は貧乏だからいけないんだろう!」
と言われたというのです。
それで悔しくて思いっきりボールをけってぶつけてやった!と。
胸が痛みましたが、でもそこはそんな一時的な感情でどうこうするところではないので、
本人も本当につらかったと思うのですが
今行く意味があるのか?というのを親子で話してその時を乗り越えました。
そして、行った面々はどうだったかというと、、、、、
行くんじゃなかった、散々だった、という事でした。
実はこの時のことを作文に書いて、香港の日系の新聞の作文で、年間で上位の賞に選ばれて、
なんと旅行券をいただいて表彰式に呼ばれる、というご褒美?がついてきました。
まあ、ほとんどの日本人が読んでいたわけで、後日、会社の人にアニュアルパーティーで会った時に
「お、貧乏作文読んだぞ!」
とからかわれていましたっけ。
でも
それから10年たった今、今度こそ、自分の手で、足で?海外に行ってプロチームでサッカーをする、
という機会を自分でつかみましたね
チャンスは与えられるものではなく、自分でつかむものですね