最後の学習発表会,そして思い出ぽろぽろ、感動2倍!
英語Terakoyaでした。
末っ子の中学最後の学習発表会でした。ということは、私にとっても最後の学習発表会。
合唱では、3年間クラス合唱の伴奏を務めました。
「ドキドキする_」
といいながら出てきましたが、ちゃんとできてたよ
ただ、今回は彼女は複雑な気持ちも残したままでした。
学部全体でうたう、学部合唱の伴奏がとてもやりたかったのです。
オーディションで、
「途中まではあなたの方がずっとよかったけど、一番音を出すところが・・・」
と、音量の問題だったようです。
そして、学部合唱の練習をしている時に
「オーディションでダメで、歌をうたってるときが、こんなに屈辱的な気持ちがするのか、って思った」
と。
「そうだね、つまり、あなたが伴奏に選ばれた裏には、必ず、今のあなたと同じような思いをしていた人がいうこと。その両方の気持ちを知っておくことはとっても大事よね。」
と話しました。
このことばを聞いて、思い出がぽろぽろと出てきました
一つ目
うちは4人共ピアノをやって、みんな伴奏をしてきたので、オーディションにまつわる思い出もあります。
長女が香港日本人学校の中学部だった時のこと。
それまでオーディションになっても、心配することはなかった彼女のですが、
無謀な挑戦をした年がありました。
学年合唱の曲は2曲。
彼女は「平和の鐘」がとても好きで、どうしてもこちらを弾きたかった。
でも、この曲でもう一人オーディションを受けるのは、
一日7時間も練習しているプロを目指している子。実績もあります。まあ、到底太刀打ちできる相手ではない。
もう一つの曲にすれば、オーディションは問題なく選ばれるという状況。
でも、彼女は、かたくなに「平和の鐘」で受ける、といって、一生懸命練習をしました。それは、今までの発表会前などには見られなかったほど真剣に。
つまり、彼女は、”学年合唱の伴奏”というより(だって、大勢を伴奏で引っ張っていくというのはとても気持ちがいいようですから)、”自分が弾きたい曲をやりたい”ということにこだわったのです。
親としては、勝ち目がないであろうことに敢えて挑戦するより、勝てるほうを無難に選んで、学年を引っ張って行けるほうがいいのでは?
と内心思ったのですが、彼女の気持ちがひしひし伝わってきたので、見守りました。
当日は、”ベストな演奏ができますように”と、一人家で祈っていたのを今でも覚えています。(もう10年ほど前のことですが)
結果は、落選。
しかし彼女は、その日家に帰ってきて何度も何度も、その曲を弾いたのです!
普通ならショックで当分弾きたくない、と思うでしょうが、その時の気持ちを彼女と話したことはないけれど、”やりきった”という思いで、おそらく後悔はのこらなかったのでしょう。
私はそれを聞きながら涙が止まら無かったのですが、彼女は、爽やかな気持ちだったのかもしれません。たくさん、子供たちの演奏を聞いてきましたが、あの、落選で帰ってきた彼女の演奏が、一番こころに深く残っています。
ちなみに、その時の相手の子は、ピアニストとして、プロデビューしていますよ😉
二つ目は、これはピアノではないですが、上の次女の言葉を受けて思いだしたことです。
長男も同じようなことを言っていたことがあります。
彼はサッカーでいつもレギュラー、大怪我をするまでは。
怪我をしてからは、ベンチに入るどころか、ボールもけれない、そんな長い長い時期がありました。
そして大学のサッカーでチームがまとまらなかった時に、
「自分は、スタメンの気持ちも、ベンチやベンチ以外のやつの気持ちもわかる。だからレギュラーでないやつらにも、自分から積極的にコミュニュケーションをとって、チームをまとめるようにした。」
と言っていました。サッカーは、チームで勝ちをとりにいくもの、そうやって、チーム全体の士気を上げて、サッカーの◎◎◎◎杯で全国優勝しました。
話がそれましたが
いい経験をしているな、と思いました。
子供たち、何かに挑戦することで、結果以上に、いえいえ、どんな結果になっても、そこから多くを学んで成長するのだと思います。
”挑戦する”ことが大事です。
そして
うまく行ったときより、うまくいなかなかったときに体験した思いの方が、長い目で見ると、ずっと大切で、その後のその子を力強く支えてくれるように思います。
最後の学部全体で歌う合唱は、圧巻でした!ものすごい声量ですし、そしてとても良くまとまっていて、思わず涙が出てしまいました。
子供たち、立派でした♡
こうやって行事のたびごとに、子供の成長を感じるのが、親の幸せの一つでもありますよね
中学の行事もこれで終わり。4人分楽しんできたけど、寂しいです。。。
とにかく。。。
中学生諸君!今日はとても素敵な歌と感動をありがとう
そして、わが子たちの奮闘してきた思いでもよみがえってきて、母は感動2倍の良き日となりました♡