旬の人と話す・・・香港
英語Terakoyaです。
香港のデモ、大変なことになっています。
私たちが住んでいた頃は、そんなことは全くなかったので、”あの香港が・・・”とかなり胸を痛めて報道を見ています。
折しも、香港人と話す機会がありました。
その方は、日本で働いているのですが、週末だけ香港に戻ったそうです。それくらい、香港人にとっては、そこまでして、というレベルの今回の話。
そして、報道規制の話になりましたが、国家間の関係によって、先進国であるにも関わらず、全く今回のことが報道されていない国や、
報道はされているけど明らかに歪曲されて報道されているとか、があるようです。
世界中に友人のいる彼女は、ヨーロッパに住んでいる友人と話してそれを知ったようです。私もびっくりしました。
でも報道規制って、どこの国でもされていることですよね、日本だって・・・
まあ、この話はこの辺でやめておきます。
で、その話しの中で彼女が発した言葉が、私にはすごくズンときました。
「identityとnationalityは違う」
欧米に行くと”ニイハオ”と話しかけられ、”香港人です”と答えると”中国人でしょ”と言われる、
もしくは韓国人、日本人、と言われたり・・・
特に、上の言葉は香港人にとっては譲れないところだと思います。
が、
その話を聞いて、次男の話を思い出しました。スーパーに入ると
「アンニョンハセオ」
と言われる。わざと言われることもあれば、単純にアジア人だから、どれかいえば当たるかな、程度で言っていることもあるでしょう
それは言われた本人しか、肌で感じる事はできません。
「わからないんなら、helloでええやん、なのに」
と、やはりそういうことを何度も経験している彼だからこその苛立ち。
同じアメリカでも、西海岸出身のアメリカ人はとてもフレンドリーにあちらから話しかけてくるけど、中西部や東海岸出身のアメリカ人はあえて自分から話しかけてくる雰囲気ではない、という地域性もあるようです。
人種差別をなくす、というのはいつも言われていることですが、
黒人、イスパニア系への差別は問題視されているのに、アジア系に対する差別は、そのテーブルにすら上がらない、
と言う現実。
彼女にそれを話すと、いろんな国に住んできた彼女だから、
本当にその通りで、私も彼の言っていることに本当に共感する、と。
ちなみに彼女は卒論でも、identityとnationalityのことについて書いたと言うことで、その思いはいかほどか、と察しました。
エアラインも昔に比べると、桁違いにリーズナブルになり、物質的な距離は近くなり、インターネットによって、情報共有も国を超えてできる時代になったのに、
どうして、ここの部分はいつまでもそのままなのか・・・
精神的にも国を超えた”一つの地球”になれる日はいつなのでしょう・・・
彼女と話して、そんな思いを強くしました。彼女の思いがガンガン伝わってきて、なんとも言えない気持ちになりました。
次回開催予定です。
英語Terakoya コミュニティ 第8回
日時:6月19日 PM13:30-15:00(Beijing Time)*今回は午後です
場所:オンラインで開催(zoomでやります)
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*申し込み締め切り 前日(6月18日)
じゃ、参加してみようかな、という方は、こちらからお願いします。→🍀🍀🍀
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