傷を持っている人間だからこそできることがある
英語Terakoyaです。
普段はニュースしか見ない私ですが、先日夜一人の日があり、ニュースの後そのままつけていた
NHKのドラマ。
心にしみるドラマでした。
~夢を断たれたものの無念さは同じ思いをしたものにしかわからない~
~傷を持っている人間だからこそできることがある~
自分の事、子供の事が重なり、涙ボロンボロン
ドラマには、肩を痛めてプロ野球からの誘いを断らざる負えなかった人物が・・・
夢を絶たれる、ってそうそうないと思うのです。
自分がその夢をあきらめない限り。
夢がかなわないというのは有るかもしれませんが。
絶たれた時の無念さ、喪失感はどれほどのものなのか、私には想像がつきません。
ただそれをごくごく身近に見てきました。
サッカーで大けがをして、サッカーでのいろいろな夢を絶たれた長男。
それを高校生という多感な時期に経験した。
ただただリハビリをし、ボールはけれないけど、練習に参加して筋トレをして、
でも後遺症はのこったまま、という彼にかける言葉すら見つからない日々が続きました。
試合に行けば、今までは自分が出ていたのに、応援して、試合後には、選手用の氷水や
冷やす用のタオルの後片付けをしたり、
私は、
~家ですら雑巾なんて絞ったことないのに~
と彼の気持ちを思うと、胸が苦しくて仕方なかったのを、その時の感覚を今でも思い出します。
でもその時の、出れないメンバーの気持ちを彼は嫌というほど経験しました。
でもそれが今に生きているようです。
~傷を持っている人間だからこそできることがある~
今はいつも試合に出ています。でも、「出れないメンバーの気持ちがあれから自分にはよくわかるようになったから
勝ちはチームで取りに行くものだから
ベンチにも自分から進んで話しかけてチームの雰囲気をよくするように心がけている」、
というのを聞いて、
まさにそれだなあ、と思いました。
夢を絶たれてすぐに、そんな気持ちにはなれないでしょう。
そうできるまでに、どれだけの時間がかかるかは、人それぞれでしょう。
でも、どんなつらいことも、つらいだけで終わらせてしまったのでは、悔しい。。。。
それを乗り越えることができるから、降りかかってきた困難、
ならば振り払って前に進みたい
そして、もう一人。
高校で留学した長女もそう。
やはり人種差別でいやな思いもしたようです。英語ができないと馬鹿にしてきた子もいたようです。(だから留学してるんだ! )
一晩泣いて、絶対見返してやる、と頑張って、
修了時にはとても優秀な成績を取ったようです。
人種のことも自分ではどうすることもできない。
でもそれを跳ね返すにはどうすればいいか、自分なりに考え行動したようです。
わが子たち、まだまだいっぱい困難がやってくるでしょう。
自ら困難であるとわかっていてもそれに挑戦しようとしている子もいます。
その思いに寄り添い、親としてできることを精いっぱいしてやろうと思っています。
子供の数だけ、人生、いろいろ経験させてもらって
結果、子供たちに、ずいぶんと育てられてきたなあ、
と思う今日のこの頃。
いえいえまだ二人いますから、まだまだ私は育てられるのだと思います