待ったなしの決断を迫られる
TAMIKOです。
当初の主治医の見立てより、母は踏ん張ってくれていて、余命宣告を言われた頃に、入院となりました。
しかし抗癌治療が効いていない、となった今、もう対症療法しかありません。急性期の病院ですから、長くおいてもらえるわけではありません。
入院当初にそこでの入院可能時期は一応聞いたものの、改めてソーシャルワーカーより連絡があって言われた時期はそれより遥かに短くて、すぐに転院先を決めないといけない状態で待ったなしでした。
知人にドクターや病院事務方をやっていた人もいて相談。緩和ケアの方がそれは寄り添ってくれる、と聞き、入院中の病院にも緩和病棟があることを知り、それを尋ねたところ
「緩和病棟に入るには告知が必要なんです」
と言われました。母は自分が癌であることは知っているので、その”告知”というのは”余命宣告”のこと、と理解しました。
いや、それはいくらなんでもできない、余命が数ヶ月でもあればまだしも、短すぎる...じゃあ、転院か、と紹介してもらいましたが、これも、本人の状態によって受け入れ可能病院が変わってくるとかで 提案されたのが2病院。
私も弟も岡山を離れて久しいので評判もわからない、口コミ検索したり、病院に勤めていた友人や、看護師友人がいる人に聞いてもらったりしたところ、どちらも評判悪し。
そんなところで最後の時間を過ごさせたくない、でも緩和だと余命を言わないといけない...
ものすごい葛藤がありました、が、”遅くても明日の午前中には返事をしてほしい”と決断を迫られる。ちょうど子供らが2度目来てくれて、事情を事前に説明しておきました。
面会の後、「どう思う?」と聞いたら、四人が四人とも
「ばあばは、自分でももうわかってるんちゃうかな、って気がした。なら、告知して、ケアのゆきとどいたところで過ごさせてあげる方がいいと思う。」
と言いました。
確かに一般病棟では 精神的な寄り添いまで求めるわけにはいかないですし、告知することによって互いに、言いたいことを直接伝えることができるし、と思えてきました。
弟も主人もみんな同じ意見。
「今決めないと、どんどん行き場無くなります。」と病棟からも電話。
急かされる中、苦渋の決断で緩和病棟を希望しました。ところがその後、主治医から電話があって話すと
「お母様の場合は、癌であることを知っているので、告知とはその確認になります。そして余命までいうことはありません。」
とのこと。え?だったらこんなに悩むことなかったやん...
こちらの勉強不足、確認不足といえばそれまでですが、私だけでなく、弟夫婦もこの話の流れでは告知=余命宣告と思い込んでいましたから...
緩和病棟に移る前に緩和のドクターや看護師さんとの面談がありましたが、そもそも、声がけ一つが違いました。本当に寄り添ってくれるんですよね。もちろん、延命治療はしないよ、というのも本人にも確認です。そこは、もう、治療の細かいところまでは母もわかっていないというか関心もないようでサラリと。
結果として緩和に移ってよかったと思っています。面会に行くと、一緒に写真も撮ってくれたり。こちらの困っていることや気持ちなども聞いてくださいます。本当にありがたい。
一方で終わりに向けての現実的な話も、細やかにしてくださいます。心の準備ができていきます。
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