そんなこときかれても困ります

英語Terakoyaです。

「アメリカの大学って、子供が行きたい、といったら行かせてやれるものですか?」

と聞かれました。

これ、すみません、答えようがありません

留学といっても、語学留学や交換留学ではない、学部留学つまりアメリカの4年生大学へ入学して卒業するまでのまるまるの留学のことをここではいっています。

まず、何より、本人の強い希望と意志が必要です。

日本の大学受験のように一発勝負でない反面、語学力はもちろん、学業でのGPAが何より大切ですが、それだけではなく、勉強以外の取り組みを広く見られるので、受験勉強だけ一生懸命していればいいわけではありません。

高校3年間にわたって、部活動、ボランティア活動、またさまざまな分野で受賞歴なども問われます。つまり、実績作りを広くする必要があり、

”そうだ、アメリカの大学行こう!”

と思いついて気軽にできるものではないということです。(京都にくのとはわけが違います、ちょっと古かったですね💦)

(もちろん、どこでもいいなら話は別です。4000校近い大学があるといわれていますから)

我が家のように日本の教育を受けている場合は,高校側に出願のノウハウがないので、留学エージェントを探すことになります。これもいろいろな考え方の所があります、費用もかなり掛かります。

もちろん、エージェントに任せておけばいいのですが、親も英語ができるにこしたことはありません、自分でリサーチや問い合わせができるというのは強みです。

そして一番の問題は学費です。

州立大学でも、日本人は留学生価格なので、たとえば州民が15000ドルで行けるところでも留学生は35000ドル、のような感じで非常に高いです。(年額です)

*州民価格ですら、日本の私立より高いです(もちろんぴんきりなので探せばあるとおもいますが)

私立にいたっては、今や学費5万ドル+寮費1万ドルは固い相場です。

これが問題なく出せるのなら、大丈夫でしょうが、なかなかそんな家庭は少ないと思います。我が家もしかり、ましてや子供4人ですから。

奨学金を利用しないと無理なわけです。でも奨学金を申請するとなると、またそのための準備、とくに芸術関係の奨学金も獲得しようとなると、そのための準備はもひとつ大変で、そこにお金もかかります。

(我が家はピアノをスタジオ録音しました)

以上の莫大な学費やら諸経費をねん出するために、

どれだけそこに費やせるのか=どれだけのことを我慢できるのか、またその覚悟はあるか、

になってきます。

子供が複数いれば、全体での教育費も考えなければいけませんし。

つまり、親の方にもよっぽどの覚悟がなければ厳しぃでしょう。

我が家は、最大の投資は教育だと思っているので、そこへは、本人が希望することならできるだけかけてやりたいと思っています。

だから当然私たちは非常に質素に暮らしています。

「国慶節どこ行くの?」「春節どこ行くの?」はここではお決まりの質問ですが、

「在上海」

といつも答えています( ̄▽ ̄)

これからまだまだかかる学費のために、帰国後、また自分で仕事をするべく、今もその用意をしています。自分の習い事にかける余裕などありません( ̄▽ ̄)‘*唯一太極拳はリーズナブルなのと中国語で教えてもらえるのでやっていますが

それくらい、長期的に考えて準備していかないと、かなり大変だと思います。

 

なので、「行かせてやれるものですか?」というのは、ご自分でそのあたりいろいろしらべて、どこまでそれに費やす覚悟と準備があるか、というのを自己確認していくことではないでしょうか?

経済状態、家族構成、考え方、人それぞれですから。

 

インターではなかったので、留学エージェントをとおしたとはいえ、日本と中国に離れていたので、孤独な戦いになり、いろんな意味で本当に大変でしたし、かなりいろんなことを調べてできることはしました。

ですから、その道をめざすのであれば、まずは、実際の状況をつかむべく自分で動いてしらべていくこと、そこができなければ、そのあと非常に厳しぃかもしれません。

我が家は留学エージェントを通して、普通の出願をしましたが、なかにはエージェントが大学側と提携を組んでいて、その提携先にディスカウント(奨学金という形の所もあり)価格で行ける、などというプログラムもたくさんあります。

そういうところももちろん話を聞きに行きました。エージェントといっても本当に色々な種類がありますから。

とにかく

かなり、答えに窮した質問でした。

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