戻ることを選んだ人、残ることを選んだ人、それぞれの今
英語Terakoyaです。
先日 英語Terakoyaコミュ二ティ第21回を開催しました。
メンバーさんは残ることを選びました。わたしは戻ることを選びました。(会社にそう言われたから)
そしてそれから2ヶ月経ったそれぞれの状況
メンバーさんは、ずっと現地で自粛していたわけですが、制限はもうだいぶ軽くなっているよう。
日本に帰ろうと思ったら帰れるけど、現地に戻ろうと思ったら戻れない状態
わたしは、引きこもり生活ではあるものの、行動を制限されることもない2ヶ月を送っていましたが、上海に戻るに戻れない、そしていつ中国の鎖国が解除されるのかもわからない中、日本の感染拡大が不気味に日々広がっている状態で、これから制限のある生活になっていくことが予想される今。
今は感染者数の少ない地方も、都市部からの人の移動によってこれらのことはわからない。
各家庭、何を基準に決断するか違うと思います。
我が家の場合は、会社からの退避勧告が一番、そして、子供のおかれる環境としてどちらがいいのか、ということを考えました。
日本が重点国家から外れたあの数日に、急いで上海に戻ることはできたかもしれないけれど、戻ったところで学校は休校のまま・・・
今はもう、今年はオンライン授業の一年になるかもしれない、と思い始めています。国の間を行き来することは当分できないのではないか、と。
行き来すると、行った先で2週間、戻った先で2週間、隔離や待機では、生活が成り立たない・・・時間が止まってしまう・・・
腹を決めないといけないかもしれない、そうでないと”いつになったら、いつになったら”と思っているうちは一歩も進めないし、何もできない。
SARSの時も、それから抜けれなくてだいぶ苦しかったし、辛かった。生後1ヶ月の末っ子から10歳までの4人を抱えて実家での退避生活。結局4ヶ月にもわたりました。
でもあれより、得体のしれない、先の見えない戦いになるのは確か。だったらあの時と同じではいけない・・・
恵まれているのは、快適な部屋と親切なホストさんに出会えたこと。
ホストさんに滞在延長を話した時
「大変ですね〜、でもこのあたりは大丈夫ですから。(平城京宮跡が近くにあります)sacred placeですからね、風水的にも守られてるから。それに風も強いでしょ?だから余計にいい。。。。。(本当に強いんです)」
「だからここに都ができたんですよね〜」と私。
奈良県民トーク(笑)でも本当そう思いますもん。
先日気分転換に散策した春日大社入口の石灯籠と、桜です。
あと少しで上海戻るから、といまの部屋のフライパンの真ん中がこびりつきやすいのも我慢していたのですが、まだまだ滞在となり
「フライパンが〜なんですけど」
というと、すぐに新しいのを買ってきてくださいました。
「他に何か困ってることあったら、いつでも言うてくださいね。」
泣きそう・・・
そして後からラインメッセージ
「ドアのところへ水をおいてときました。それからオリーブオイルもおいといたんでよかったら使ってください。」
オリーブオイル3本もありました。こう言う優しい心遣いに、こう言う時は、余計に泣けてきます