帰国時期に翻弄される
英語Terakoyaです。
子供を連れての海外赴任。
特に小学校高学年。
赴任時に、大体何年ぐらい、といわれ、ならば中学卒業まではいれそうだから、連れていこう!
と普通考えるでしょう。
(うちの場合は何年、とはいわれないようですが )
中学卒業以上まで居そうな場合、高校受験で一足先に子供を連れて帰る、という能動的な選択も可能。
しかし、時には、思わず早めの帰国辞令がでることも。
そうなると、翻弄されるのは、子供です。
特に中学の途中での転校となると、思春期のさなか、さらに大変です。
うちの場合は
長女が中2の2学期終わりに、中3の夏で帰国、ということがかなり早めにわかりました。
もともと行きたいところがあり、評定も十分とっていたのでそこを受験し、編入しました。
長男に知らせたのは彼が6年生の3学期。
もともと勉強が好きなタイプではないので、ここで大学付属などへもし入れてしまったら、ずっと勉強しないだろう、
そして、まだ中1になって間もないから編入といえでも、周りの子と同じように対処してもらえるだろう(評定のつけ方とか)
ということで中1の2学期から公立中学へ編入でした。
そこから暗黒の時代がしばらく続きました。…(詳しくは過去記事をどうぞ)
我が家の場合は、想定していた時期の帰国でしたので、翻弄されることはありませんでしたが、それでも
長男は多感な時期に転校でかなりの大変な思いをしました。
これが予想外に早まって、となると、親も子も、心配や不安は相当なものと思います。
丁度先日ランチした方がそうで、とても不安に思っているようでした。
思春期に、日本人学校から公立へ、
スムーズにいくよ!なんて経験上言えません。
でも、行くかもしれないし、想定通り?苦労しても
子供も親も、その状況から逃げなければ必ず大丈夫!
でもね、はっきり言えるのは、その苦労した時間は、かならずその後の本人の人生の助けとなり財産となる、ということです。
周り道は、時間の無駄ではなく、必ずその子の財産
となります。
そのさなかにいるときはとてもそんな風に考えられないかもしれない。
私もそうでした。
でもそんなとき、私自身も
「こんな大変な思い、つらく切ない気持ち、つらいだけで終わらせたくない。今のこの状態があるから、
こんなになれた、というようにならないと。苦労損なんてしたくない」
と歯を食いしばってなんとか前に進もうとしていましたね。
前に進もうと思っても、そういうときって、吹雪のように次々いろいろ降りかかってきたりします。
ついつい下を向きそうになります。
でも、そこにはもがいている子供がいるのだから、吹雪の中で雪に埋もれるわけにはいかないのですよ、母は。
我が家は当時単身赴任でしたから、本当に母しかいなかったわけです。
そんなときは、そう、サッカーの試合で劣勢になった時に、応援で周りのママたちがいつもかけていた言葉です!
「顔上げるよ!」「前向いて行くよ!」
まるで自分に言われているかのようで泣きそうになったのを覚えています。
でも、今となっては、私の大好きな言葉です。
翻弄されるのは海外赴任にはつきものなこと。
でも、海外での経験という、普通ではできないことを得たわけなので、これはとても恵まれたことなのです。
翻弄され続けるのではなく、もし、強い逆風が吹いてきたとしても
前に歩いて行くのです。
「顔上げるよ!」「前向いて行くよ!」
そう自分に声をかけながら。
その方の思いを聞きながら、当時の自分を思いだし、思わずこの記事を書きたくなりました。
1. 無題
素敵な記事ですね(*^^*)不安ですよね、私も不安でした。でも今は親子にとって良い経験になったなと思ってます。人生の中の大変な出来事って、ものすごいチャンスだったりしますよね。不思議なものだなと思います。
http://ameblo.jp/yukiyoshiyasu/
2. Re:無題
>さくらさん
本当にそうですよね。苦しい時は、「乗り越えられないことは起こらない」と思い、頑張ると必ず道はひらけますものね。
http://ameblo.jp/kashihara-lib/